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結婚相談所の無料体験に行ってみた。これは、恋愛の「解」だ。

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~筆者紹介~

【アカハル】高学歴・高年収だけど彼女いない歴=年齢の男。

筆者画像<アカハル>

彼は、人生のあらゆる問題を論理的に解決してきたこの男。しかし、唯一、「恋愛」だけは彼のロジックが通用しない領域だった。

なぜ自分の高スペックが通用しないのか?この疑問を解明するため、彼は自らの経験とプライドを賭け、20種類以上の出会いツールを徹底調査。この記事は、そんな彼の壮大な社会実験の全記録です。

※プライバシー保護のため、画像を小さくして、具体的な大学名や企業名などは伏せております。


目次





どうも。「非モテ高学歴男」です。

俺はこれまで、人生をロジックとデータだけで攻略してきた。大学受験も、就職活動も、そして仕事も。すべてはKPI(重要業績評価指標)を最大化するためのプロジェクトだった。だが、たった一つだけ、そのロジックが通用しない領域があった。それが「恋愛」だ。

彼女いない歴=年齢を更新し続ける中で、俺は考えた。なぜ、俺の持つ高学歴・高年収という「高スペック」は、恋愛市場で無価値なのか?この疑問を解明するため、俺は20種類以上の出会いツールを自腹で検証してきた。そして、その終着点としてたどり着いたのが「結婚相談所」だ。

今回の記事では、結婚相談所の無料体験レポートと、俺がそこで見出した「恋愛の最適解」ついて語る。そして、その前に、俺が結婚相手に求める「共同経営者」としてのパートナー要件について、明確にしておきたい。

俺が求めるのは、感情的な「好き」や「運命」といった曖昧なものじゃない。人生という壮大なプロジェクトを成功に導くための、合理的なパートナーだ。俺は以下の4つの条件を重視する。

1.論理的思考力と知的好奇心 
感情的なすれ違いや、非論理的な喧嘩に時間を費やすのは、俺にとって最大の非効率だ。問題が発生した時に、冷静に原因を分析し、共に解決策を導き出せるようなタイプが理想。
2.経済的自立
お互いが経済的に自立していることで、精神的な依存関係を排除し、より対等なパートナーシップを築けると信じている。
3.合理的な生活習慣 
無駄を極力排除し、効率的な生活を送る俺のスタイルを理解し、家事を分担する際にも最適な分担比率を考えられるようなタイプを求める。
4.「非モテ」の俺を理解できる包容力
論理的思考に偏り、感情表現が苦手な俺の性格を、ありのまま受け入れてくれる包容力は不可欠だ。

これらの条件は、俺がこれまでの人生で培ってきた価値観に基づいている。この「攻略本」を共に完成させていけるような、論理的で自立した「共同経営者」を求めているんだ。


第1章:なぜ僕が結婚相談所にたどり着いたのか?


「結婚相談所」。この言葉を聞いたとき、僕の中の「非モテセンサー」がけたたましい警告音を鳴らした。それは、最後の砦であり、最終兵器であり、そして僕の人生攻略において、最も高額な「課金アイテム」である。

だが、これまでのアプリやパーティーの調査で分かったことがある。それは、時間こそが最も貴重なリソースであるという冷徹な事実だ。無駄な出会いに費やす時間、メッセージのやり取りで消耗する精神力、そして何よりも、年齢という容赦ない変数の増加。これらを金銭で解決できるなら、それはもはや「投資」ではないか。

僕は、ビジネスにおける意思決定プロセスを恋愛に適用することにした。すなわち、「プロジェクトの目的とゴール設定」「リソース配分」「費用対効果の検証」。僕のゴールは「結婚」。リソースは「時間」と「お金」。そして、費用対効果を最大化する手段が「結婚相談所」という結論に至ったのだ。

僕は、この究極の選択を前に、まずはいくつかの結婚相談所の無料体験に足を運んでみた。これは、入会するかどうかを判断するための「PoC(概念実証)」だ。今回は、そのうちの一社での体験をレポートしよう。


第2章:無料体験の「KPI」と、意外な体験プロセス


僕は、無料体験に行く前に、自分なりのKPIを設定していた。

  • KPI①:担当者のロジックはどうか?

    • 担当者が、僕の状況を論理的に分析し、具体的な解決策を提示できるか?

  • KPI②:会員データはどうか?

    • 実際に活動している会員データを見せてもらい、僕のスペックがどれだけ通用するかを予測できるか?

  • KPI③:費用対効果はどうか?

    • 提示される料金プランが、僕の求める「効率」に見合うものか?

アポイントの当日、僕はスーツに身を包み、まるで重要な商談に臨むかのような心持ちで相談所のオフィスを訪れた。ビルのエレベーターを降りると、そこは外部からは遮断された、静かで清潔な空間が広がっていた。案内されたのは、個室のブースだ。

まずは簡単なアンケート用紙が渡された。年収、学歴、希望条件、そして…「恋愛経験」。僕は正直に「彼女いない歴=年齢」と書いた。この瞬間、僕はこれまでの人生で培ってきたプライドをいったん脇に置いた。これは感情的な判断ではなく、正確なデータを提供するための「情報の開示」に過ぎない。

すると、担当のカウンセラーらしき女性が微笑みながらブースに入ってきた。彼女はまず、僕のアンケートを見て言った。 「〇〇さんのような、真面目で論理的な方は、まさに結婚相談所向きです」

僕は少し驚いた。これまでの人生で「論理的」だと褒められてきたことは多々あるが、それが恋愛においてプラスになると言われたのは初めてだったからだ。彼女の言葉は、僕が抱えていた「非モテ」というコンプレックスを、一瞬にして「強み」に変えてくれた。


第3章:担当者との「戦略会議」~僕という商品をどう売るか~


担当者との面談は、まさにビジネスにおける戦略会議のようだった。彼女はまず、僕の過去の恋愛遍歴(ほぼ皆無だが)や婚活の悩みを入念にヒアリングしてくれた。

「〇〇さんのような方は、ご自身の魅力を言葉にするのが苦手な方が多いんです。でも、安心してください。結婚相談所では、私たちが間に入って、その魅力を最大限に引き出します」


彼女は、僕の「弱点」を的確に指摘し、具体的な改善策を提示してくれた。プロフィール文の添削、写真スタジオでの撮影、デートでの会話術まで、すべてがパッケージ化されているという。彼女はまるで、僕という「非モテ商品」をどうすれば市場で売れるか、戦略を練る敏腕コンサルタントのようだった。

そして、僕が最も知りたかった「会員データ」についてだ。彼女はシステム画面を見せながら、僕の希望条件に合致する女性を検索してくれた。

画面に表示されたのは、年齢や職業、学歴などの情報が明確に記載された女性たちのプロフィールだ。写真もきちんとプロが撮影したもので、どの人も真剣さが伝わってくる。プロフィールには、趣味や休日の過ごし方、結婚観まで細かく書かれており、マッチングアプリの曖昧な情報とは一線を画していた。

「〇〇さんの条件ですと、これだけの女性が活動されています。そして、〇〇さんにお見合いを申し込んでくださる可能性のある方も、これだけいらっしゃいます」

彼女が示したのは、まさに僕が求めていた「婚活の成功確率」という数値だった。このデータを見て、僕は初めて、恋愛が現実的な「プロジェクト」」として動き出すイメージを持つことができた。


第4章:費用対効果の分析~「投資」としての価値~


最終的に、彼女はいくつかの料金プランを提示してくれた。初期費用、月会費、成婚料。正直、安くはない金額だ。しかし、僕はこれを「費用」ではなく、「投資」として捉えることにした。

ここで、僕のKPIを振り返る。

  • KPI①(担当者):クリア

    • 論理的な分析と具体的な解決策を提示してくれた。彼女は僕の「非モテ」という課題を、ビジネスにおける「営業戦略」の課題として捉え、具体的な解決策を提示してくれた。

  • KPI②(会員データ):クリア

    • 僕のスペックが通用する明確な市場データを見せてくれた。これにより、僕という商品の市場価値を正確に把握することができた。

  • KPI③(費用対効果):クリア

    • 時間という最も貴重なリソースを大幅に節約できる。もし自力で同じだけの出会いを求めるとしたら、何年もかかり、どれだけの時間と労力が失われるかわからない。そのコストを考えれば、この金額は決して高くはない。


僕は、この「投資」が、僕の「非モテ」という現状を打破するための、最も効率的で確実な手段だと確信した。


結論:結婚相談所は恋愛の「解」である


無料体験は、単なる「相談」ではなく、「婚活というプロジェクトのキックオフミーティング」だった。

僕はこれまで、恋愛は「気持ち」や「相性」といった非論理的な要素で成り立つ、理解不能な領域だと思っていた。しかし、結婚相談所は、その非論理的な要素を最大限に「効率化」してくれるサービスだった。

相手の真剣度、条件、そしてプロのサポート。これらが揃うことで、恋愛は感情的な偶然に左右されるのではなく、論理的な成功確率を高めることのできるプロジェクトへと昇華する。

僕は、この「投資」が、僕の人生の最終攻略に向けた、最も効率的で確実な手段だと確信した。

さて、次に僕がこの相談所の門を叩く時は、もう「無料体験」ではない。それは、僕の人生の最終攻略に向けた、最初の「契約」だ。

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